磯部が闘病中に、町内会の活動を通じて出会う。
お金の専門家として生きてきた実績と手腕を信頼され、共同経営者として望まれる。
何度も再発を繰り返した磯部の闘病生活を目のあたりにしながら、磯部不在のときも会社を支え続けてきた。
情に厚く、才覚あるパートナーとして福水戸家グループの代表も務める。
同様に多くの経営者にも右腕として信頼を受け、事業を伸ばしている。
福水戸家というのは、もともと磯部の育った「家」である。
人形町の芸者の置き屋の屋号である福水戸家。
磯部は、そこで生まれ育った。
そして、若手ITベンチャー起業家として、飛ぶ鳥を落とす勢いで生きてきた。
ところが、癌に侵され余命宣告を受けることに。
生き方を変えざるをえなかった。
同時に、自らの人生や存在について深く考える転機となる。
だからこそ、福水戸家という名前を引き継ぎ、会社の屋号とした。
福水戸家こそが、彼の原点であり、そこから全てが始まっているからだ。
IT企業を売却したのち、壮絶な闘病生活を送りながら奇跡的な回復を見せる。
現在、福水戸家グループを創設し、生き方やあり方を啓発しながら、事業支援を行っている。